こんなにおすすめ
- SNSでの縦型動画の普及が進んでいるけれど、マーケティング戦略にどのように縦型動画を取り入れればいいのか迷っている。
- 具体的な制作方法や効果的なポイントがわからない。
- 成功している縦型動画の事例を知りたい。他社がどのように縦型動画を活用し、どのような成果を上げているのか知りたい。
縦型動画は今やSNS上で注目を集めている効果的なコンテンツ形式です。インフルエンサーや動画制作者、マーケティング担当者の皆さんにとって、その魅力を理解し、活用することは重要です。
この記事では、縦型動画の特徴や制作のポイント、マーケティングへの活用方法などを詳しく解説します。さらに、実際の成功事例も紹介しながら、皆さんに具体的なアクションプランを提案します。縦型動画のパワフルな効果と魅力について、一緒に探求していきましょう。
縦型動画とは?その特徴と人気の理由
縦型動画は、SNS上で急速に普及している新しい形式の動画コンテンツです。その特徴は以下のようにまとめられます。
モバイル環境に適した視聴形式
縦型動画は、スマートフォンの縦向きの画面に最適化されています。ユーザーはわざわざスマホの向きを変えることなく、手軽に縦向きで動画を視聴でき、縦スクロールで次々とコンテンツを見ることができます。
モバイル環境での利用が急増している現代において、ユーザーの快適な視聴体験を向上させるための重要な要素となっています。
SNSでの急速な普及
縦型動画は、主要なSNSプラットフォームで積極的にサポートされています。InstagramやTikTok、Facebook、YouTubeなど、多くの人々が利用するSNS上で縦型動画が普及しており、縦型動画は多くの視聴者にアクセスする機会を提供しています。
これらはいずれも自分のフォロワー以外にも幅広く拡散、共有されるため、マーケティングに最適です。
視覚的なインパクト
縦長の画面は、スマートフォン利用時の手の動きに合わせやすく、情報を素早く消化できるという特徴があります。また、縦型動画は短時間でコンパクトにメッセージを伝えることができるため、情報のスピーディな伝達や視聴者の注意を引く効果があります。
情報が溢れている現在、情報を収集するよりも、取捨選択する機会が圧倒的に増えています。
そのため、縦型動画は見る、見ないを縦方向のスワイプで手早く判断できるため重宝されているのです。
マーケティングへの活用
縦型動画の広告効果
縦型の縦長な画面形式は、ユーザーの注意を引きやすく、スクロールやタップなどのインタラクションを促進します。コンパクトな情報の提示やストーリー性により、ユーザーの興味を引きつけ、ブランドや商品の認知や関心を高める効果があります。
ターゲット
縦型動画はInstagram、TikTokが中心のトレンドであり、それらのメインユーザーは女性や10代の男女です。そのような層をターゲットにした商品はもちろん、「中高年など他の層では人気だが、ターゲット層にはあまり普及していない商品」のという新規開拓のプロモーションも有効です。
プロモーション
縦型動画は、商品やサービスの魅力をわかりやすく伝えるだけでなく、ユーザーの参加やシェアを促進する効果があります。#○○チャレンジや#○○ダンスという企画が有名クリエイターの目に止まれば、情報は急速に拡散され、発信元の認知度は急上昇するでしょう。
制作のポイント
スワイプされないオープニング
ショート動画全般において共有ですが、縦型動画はSNS上では”おすすめ”として自分で選択していない動画も大量に流れ込んできます。そのため、視聴者は常に情報の取捨選択をしています。
流れてきた動画の続きを見るか見ないかは、最初の数秒にかかっています。
↓ショート動画で重要なオープニングについてはこちらの記事で詳細に解説しています。
縦型ならではの演出
せっかくの縦型動画なので、横型ではできない演出の方がインパクトがあり、再生回数に関わってきます。
下記の動画は実際に私のInstagramのリールに投稿したアニメーション動画ですが、フォロワーが50人程度にも関わらず、なんと2875回も再生されています。
既存の横型でもOK
「これまで多くの横型動画を作ってきたのに、SNSでは使えないの??」と感じた方もいると思いますが、横型動画を簡単なアレンジでSNS用の縦型動画にすることが可能です。
横動画を縦画面で再生すると、動画は画面の横幅に合わせて小さくなり、画面の上下に何もないスペースが生まれてしまいます。
ですがこのスペースに画像やメッセージを入れると、SNSでも見やすい構成が簡単にできます。
↓横動画を縦型にアレンジした動画です。一瞬で動画の内容がわかるので、興味のある人だけをふるいにかけて、動画を最後まで見てもらう効果を狙えます。
成功事例
にしき食品
レトルトカレーなどを扱う自社ブランド”NISHIKIYA KITCHEN”が3本の縦型アニメーションを公開しています。目的は2つ、1つ目はそもそものターゲットである30〜50代主婦意外の、より若い層にアプローチをしたいこと、もう1つは莫大な予算がかかるマスメディアではなく、予算の中で最大の効果を生み出せるであろうWebメディアを選択しました。
誰もが身に覚えがあるような、レトルトカレーに関するストーリーと、独特な間が印象的な短歌のナレーションが反響を呼び、自社のアカウントやHPへのアクセスが伸び、2023年1月の月間売上は前年の1.8倍に急上昇という結果を残しました。
伊藤園
お〜いお茶で有名な伊藤園ですが、普段は緑茶を飲まない女性や若年層にアプローチするため、SNSでストーリー性のあるアニメーションを展開することを念頭に広告動画とパッケージをセットで組み合わせ、開発しました。このストーリーは小説としてブランドサイトに掲載されています。
またTikTokではブランドオリジナルのエフェクトを公開、インフルエンサーとのタイアップ、サンプリングイベントにフォトスポットを設置するなど、SNSでの拡散を狙った施作を多数行いました。
au
最後は縦型動画ではありませんが、お馴染みの三太郎と人気TikTokクリエイター達がコラボして、「拡散性」に特化した事例です。
様々なジャンルのTikTokクリエイターが出演し、ダンスを中心とした内容で、各自のアカウントでもCMのセットと衣装を着てダンス動画を投稿。
またハッシュタグをつけて投稿してもらうチャレンジを実施して、共有や拡散を狙いました。
まとめ
縦型動画はインフルエンサーや動画制作者、マーケティング担当者にとって魅力的なツールであり、SNS上での普及が進んでいます。縦型動画の特徴や制作のポイントを押さえることで、情報をわかりやすく伝え、視聴者の関心を引くことができます。さらに、マーケティング戦略に縦型動画を組み込むことで、広告やプロモーションの効果を高めることができます。
コメント