「2024年問題」のことをご存知でしょうか?今から20年以上前の「2000年問題」が記憶に新しい方もいるかもしれませんが、今回は全く別のお話です。
2024年問題とは、2024年4月1日以降、トラックドライバーの時間外労働時間の上限が年960時間に制限されることにより発生する様々な問題のことです。
一見、動画やアニメーションとは関係のない話題のようですが、Vyondによるビジネスアニメーションはこの2024年問題の解決策の一つとなりえるのです。
こんな人におすすめ
- 採用活動を行っているが、応募が少ない。
- 若い人や女性に興味を持ってもらいたい。
- 求職者向けに動画を制作したいが、何をすれば良いかわからない。
1.物流における2024年問題とは
簡単に説明すると、自動車運転に関わるお仕事に関して、年間の残業時間が960時間を上限とすることが定められ、違反をすれば6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金の罰則が設けられています。
これによってトラックドライバーの労働時間が減少するため、1日あたりに運べる荷物量が減少してしまいます。
そのため、運送会社の売上は自動的に減少していまい、売上維持のためには運賃の値上げなどが必要になります。
しかし運賃の値上げは運送会社だけではなく、荷主との問題なので簡単ではありません。
値上げ分を運送会社が負担すれば中小企業は経営が困難になり、荷主が負担すれば、その分が商品価格に上乗せされ、最終的には私たち消費者の負担が増えます。
1-1.トラックドライバーの影響
これによりトラックドライバーは労働時間が短縮され、収入が減少、離職を検討する人も出てくるでしょう。
トラックドライバーはただでさえ不足しているのに、それに拍車をかける事態です。
1-2.現行の対策
運送会社各社は2024年問題に向けて、ドライバーの確保や業務の効率化、副業の解禁など様々な対策を打ち出しています。
当記事では「ドライバーの確保」に着目します。
1-3.なぜドライバーは不足しているのか?
2017年には83万人であったトラックドライバー人口は2027年には11万人減少し、72万人になると推計されています。
一方でAmazonや楽天など ECサービス拡大に伴う荷物量増加などによりトラックドライバーの求人需要増加が見込まれており、日本のトラックドライバーの数は2027年には24万人足りなくなるとも推計されています。
1-4.ドライバー不足の主な理由
少子高齢化による労働力不足
最近の若年層が昔に比べて車を運転する機会が少なく、車への関心も低いです。しかもトラックを運転するためには免許取得が必須ですが、わざわざ時間とお金をかけて免許を取得する人は少ないことも原因のひとつです。
そのためトラックドライバーを選択する若年層は減少しています。
長時間労働など過酷なイメージ
長距離運転や夜勤配送など過酷なイメージが蔓延しています。近年はECサービスの発展によって労働が過酷化して、従業員の離職や採用してもすぐやめてしまうなど悪循環が起きています。
交通事故など危険なイメージ
ニュースでは大型トラックの事故が放送される機会も多く、トラックドライバーとして就職しようとすると、家族が反対するケースもあります。
相対的な年収の低さ
国土交通省によれば、トラックドライバーの年収は、全産業平均に比して5%~10%程度低い状況となっています。年収が低ければ当然職業としての魅力も低く、この職業を目指す人は減ってしまうでしょう。
1-5.ドライバー不足の解決策は?
主に下記の内容を各社が取り組んでいます。
・給与の見直し:労働対価に見合った賃金
・教育体制の整備:未経験者の積極的な採用
・広報活動:物流業界および運送業のイメージアップ
2.ビジネスアニメーションで解決!
トラックドライバーの給与見直しや労働環境改善への取り組みを前提として、「広報活動:イメージアップ」にはビジネスアニメーションが最適です。
2-1.トラックドライバー確保にビジネスアニメーションが最適な理由
若年層へのアプローチ
通信速度の高速化により、若年層にとってスマホで動画を見ることは当たり前になり、今や動画の無いHPや広告は不親切な印象さえ抱かれてしまいます。
親しみやすさ
過酷で辛いイメージが先行しがちなトラックドライバーですが、可愛らしいキャラクターが解説するため、親しみやすい雰囲気で企業やお仕事、企業理念等の紹介が可能です。
そのため若年層や女性へのアプローチ、そのご家族に対するイメージアップに可能です。
撮影および出演者が不要
実際の現場風景の動画や、先輩社員の写真を挿入して実際に働くイメージを持ってもらうことは効果的です。
しかし、ナレーションや進行役はキャラクターと機械音声にお任せできるため、社員の方がカメラの前に立って緊張しながら長いセリフをカタコトで暗唱する必要はありません。
低コスト、短納期
アニメーションはパソコンだけで制作するため、撮影機材や役者を揃えたり、撮影のためにわざわざ従業員を拘束する必要がないため、制作費人件費共に低コストです。
また修正も容易で、撮り直しのリスクもないため短納期での制作が可能です。
2-2.トラックドライバー求人広告にアニメーションを活用した事例
※固有名詞は差し替えています。
いかがでしょうか?
物流業界に対する体育会系な過酷なイメージを払拭し、女性や未経験者でも、お仕事内容に興味を持っていただけると思いませんか?
3.さいごに
2024年問題は我々が負担する商品価格の高騰に繋がるため、国民全員に関わる深刻な社会問題だと考えています。
そこで私共のビジネスアニメーションがお役に立てると考え、当記事を作成致しました。
またクリエイターの方には今後の営業のヒントのしていただければ幸いです。
広告による集客UPだけではなく、て社会全体に貢献するビジネスアニメーションを制作してまいります。
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